ー外壁工事の必要性を詳しく解説|工事方法の種類と選び方も併せて紹介ー
外壁工事は必要性の高い工事の一つです。
なぜなら、外壁は日々、紫外線や雨、風などにさらされており、劣化してしまうため。
何も処置をしないと雨漏りなどのトラブルの原因となり得ます。
ここでは、外壁工事の必要性について見てみましょう。
外壁工事の必要性が高い理由3つ
外壁工事はなぜ必要性が高いのでしょうか。
まず、外壁工事が必要な理由を3つ挙げます。
1.外壁材や外壁塗装は経年により劣化するため
外壁工事の必要性が高い理由は、外壁工事を施すことで劣化を防ぎ、建物内部が傷んでしまうのを防ぐためです。
外壁材や塗装は、外部からの刺激に十分耐えられる素材で作られていますが、年月が経過するにつれ劣化士てしまいます。
外壁材や外壁塗装が劣化していくとひび割れなどが生じ、そこから雨水が侵入してしまいます。
すると、木材や金属部分が腐食して建物の強度が著しく下がってしまいます。
雨漏りも生じるでしょう。
よって、外壁工事などの定期的なメンテナンスは欠かせません。
一般的に、外壁材と塗装の耐用年数は以下の通りです。
以下の耐用年数を目安に、定期的に外壁工事でメンテナンスすることが重要です。
【外壁材の耐用年数の目安】
・窯業系:20〜40年
・木質系:15〜30年
・樹脂系:20〜30年
・窯業系サイディング:7〜10年
・木質系:8〜10年
・樹脂系:10年〜20年
【塗装の耐用年数の目安】
・アクリル系樹脂塗料:5年〜7年
・ウレタン系塗料:10年
・シリコン樹脂系塗料:12〜15年
・フッ素樹脂系:15〜20年
2.大規模な改修工事が発生するのを防ぐため
前述したように、外壁は耐用年数を迎える頃にメンテナンスをする必要性があります。
それにもかかわらず、適切な時期に外壁のメンテナンスを怠り、その劣化を放置すると、断熱材や他の建築材料にも損傷が及んでしまうでしょう。
すると、外壁の修復だけでは建物を元の状態に戻すことが困難になることがあります。
このような状況になると、コストのかかる大規模な改修工事を行うか、あるいは建物の解体を余儀なくされる場合があります。
そのため、不必要な改修工事を避けるためにも、外壁工事は適切なタイミングで実施することが重要です。
3.建物の寿命を延ばすため
適切に施された外壁工事は、建物全体を保護するのに役立ちます。
外壁を雨や風、紫外線などの自然の影響から守ることで、内部へのダメージを最小限に抑えられるでしょう。
改修工事で保護された建物は劣化の進行を遅らせることが可能で、その結果、建物の寿命が延びることになります。
一般的に、現代の住宅メーカーが建てる建物は、木造であれば約30~40年の寿命が見込まれています。
しかし、定期的な外壁メンテナンスにより、これらの建物の使用期間を延ばせるでしょう。
次世代への価値ある不動産資産を維持するためにも、外壁工事の必要性はますます高まっています。
外壁工事をしないことによるデメリット3つ
「外壁工事の必要性を感じない」
…と考え、長年にわたって外壁工事をしてこなかったという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、外壁工事を怠ることはデメリットでしかありません。
どのようなデメリットがあるのか、見てみましょう。
1.古めかしい外観になる
前述したように外壁材や塗料の耐用年数を過ぎると、どうしても劣化症状が見られます。
色あせやひび割れ、剥がれなどが生じて建物の外観にも影響するでしょう。
ケースによっては、築年数以上に古い建物に見えてしまう可能性もあります。
2.コストがかさむ
外壁の耐用年数を超えているにも関わらず、外壁工事を実施しなかったことにより劣化が進んだ場合、前の章で紹介したように、大規模な改修工事が必要になってしまうでしょう。
工事が大規模になれば、その分工事費用もかさみます。
そうなるまえに、外壁工事を行って劣化の進行を食い止めることが良策です。
3.防水機能の低下
外壁工事を行わないと、防水性が失われてしまいます。
一般的に外壁には塗装が施されており、これは単に見た目を良くするためだけではありません。
その主な役割は、外壁に防水効果をもたらすことです。
これにより、建物全体を保護できるのです。
しかし、外壁の塗装効果が失われ、素材の老朽化が進行すると、土台部分も含めて損傷が広がってしまうでしょう。
さらに、防水機能が衰えると、カビが発生したり外壁が汚れたりするリスクが高まります。
建物の外観を長期にわたって維持するためには、外壁工事の必要性は非常に高いといえるでしょう。
外壁工事の種類3つと選び方
外壁工事にはどのような種類があるのでしょうか。
この章では、外壁工事の種類と状況に適した工事の選び方を紹介します。
1.外壁塗装
外壁塗装とは、劣化した箇所を補修したうえで新しい塗料を塗る工事方法で、比較的劣化が進行していない外壁に適した方法です。
もともと外壁には塗装がなされていますが、劣化してしまうと外壁表面に手で触れたときに、手のひらに粉がつく「チョーキング」という現象が発生します。
また、塗膜が剥がれてしまうことも。
このような劣化は、外壁塗装でメンテナンスすると良いでしょう。
現在の外壁の色とは異なる色の塗料を塗って、外観の印象を変えたり、断熱効果のある塗料を選んで建物の機能を高めたりすることも可能です。
2.重ね張り工事
外壁材の劣化が進行している場合は、重ね張り工事を行うと良いでしょう。
既存の外壁材を撤去せずに、新たな外壁材を重ね合わせる方法です。
保護機能が高まるだけでなく、美観も改善するのもメリット。
ただし、外壁材の内側に生じたダメージまでは補修できません。
よって、劣化が深刻な場合は次に紹介する張り替え工事を行う必要性があります。
3.張り替え工事
外壁材の劣化が著しい場合は、張り替え工事で対応します。
張り替え工事は、古い外壁を撤去して新たな外壁材を張り直すもので、増改築でもよく用いられている工法です。
既存の下地まで変えるので外壁全体を一新でき、外壁の根本的な改善が可能です。
ただし、ここで紹介した工事方法のなかで最も工事費用が高額で、後期も長くなります。
まとめ
この記事では、外壁工事の必要性と工事を行わない場合のデメリットを深く掘り下げました。
外壁工事は、建物を保護する上で欠かせない役割を担っています。
外壁の劣化を見過ごさずに必要な時期にメンテナンスを施してくださいね。
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