ー外壁の素材の種類を把握しよう!知っておきたい4種類と断熱材を紹介ー
外壁の素材にはさまざまな種類があります。
それぞれ異なる特徴を持っており、把握しておくと建設工事において適切な選択ができるでしょう。
そこで、外壁に使われている素材を4つと、外壁工事では欠かせない断熱材について紹介します。
外壁とは
「外壁」とは、壁の外側を構成する建材や素材のことです。
雨や風、紫外線などから建物を守る役割を担っているほか、建物の外観デザインを決定付けるものでもあります。
よって、外壁の素材や色選びに加えて、屋根など色の組み合わせを考慮して外壁材を選ぶ必要があります。
しかし、デザインにばかり目を向けるのは禁物です。
外壁の本来の目的である建物を保護する役割を果たすためには、条件や環境に適した外壁材を選ぶことが重要です。
よって、次の章からは外壁に使用する素材を紹介します。
外壁に使用されている素材4種類とその特徴
外壁に使用される様々な素材についてご存知でしょうか。
外壁は建築物を外部の要素から保護するために重要です。そのため、高い耐久性や優れた断熱性を持つ素材が選ばれます。
外壁に使われている主な素材は次の4つです。
1.モルタル
2.サイディング
3.タイル
4.ALC
次からは、上記4つそれぞれの特徴を紹介します。
1.モルタル
モルタルは、建築や外壁の仕上げに使用される素材で、古くから使われてきました。
歴史的建造物に採用されていることも少なくありません。
セメントと砂、そして水を組み合わせた混合物で作られ、外部からのさまざまな刺激に耐えられる強度の高さと耐久性に定評があります。
その機能性の高さから外壁や基盤にも用いられているほか、外観を美しく見せることも得意としており、塗装や仕上げ材としても適しています。
モルタルには次のような種類があります。
・レンダリング用モルタル
壁を滑らかに仕上げるときに用いられます。
・防水簿モルタル
建物を水や湿気から保護する目的で使用されています。
モルタルは長年にわたって多くの建築物に使われててきましたが、新しい素材が開発されている昨今では、徐々に使用が減少しています。
それでも、モルタルはその強度と耐久性が評価されていることから、今後の建設工事でも引き続き使われることが予想されています。
2.サイディング
サイディングとは、建物の外壁に使う板状の外壁材です。
耐久性に優れているだけでなく、スタイリッシュな見た目をしていることから、現代の建築工事で広く採用されています。
さまざまな天候に耐えられ、建物の外壁を長期間に渡って保護できるため、外壁のメンテナンスが少なくて済む点もメリットです。
サイディングには次のような種類があり、建物の外観や環境に合わせて選ばれます。
・ビニール樹脂
・セメント樹脂
・木材
・アルミニウム
また、断熱性のある機能的なサイディングも開発されています。
断熱効果のあるサイディングを選べば、夏は涼しく冬は暖かい、快適な住まいが手に入るでしょう。
冷暖房の電気代の節約にも繋がります。
このように、耐久性や見た目が優れているだけでなく、機能性にも優れていることから、多くの住宅の外壁に採用されています。
3.タイル
タイルは幅広い場面で使われており、外壁の仕上げのほか、床材や内装の装飾として用いられる場合もあります。
種類も多種多様で、次のような素材で作られています。
・陶磁器
陶磁器タイルは特に耐久性に優れており、さまざまな色のタイルが選べる点も魅力的です。
・セラミック
汚れが付きにくく、メンテナンスしやすいタイルです。
経年による劣化もしにくいため、長期間に渡って美観を保ってくれるでしょう。
・ガラス
モダンな印象を与えたいときにおすすめのタイルです。
光を反射し透明感があることが特徴です。
・天然石
高級感があり、雰囲気づくりに適しています。
4.ALC
ALCとは、「Autoclaved Lightweight aerated Concreate(軽量気泡コンクリート)」の頭文字を取ったもの。
セメント、石灰、シリカ砂、アルミニウム粉末を主原料とし、従来のコンクリートよりもずっと軽量で、建物の重量負荷を減少させてくれます。
その軽さゆえ、効率よく施工できる点もALCの強みです。
そのうえ、ALCは断熱性に優れているため、優れた断熱材としての役割も果たします。
外壁にALCを用いれば、室内の温度を快適に保ってくれ、居心地の良い住環境をつくり出してくれるでしょう。
さらに、ALCは耐火性や耐久性も秀でており、火災や自然災害から建物を保護してくれます。
施工のしやすさも、ALCの大きな特長の一つであり、建築工事の時間を短縮にも繋がります。
サイズもさまざまで、建物の外観を自由にカスタマイズすることが可能です。
これらの特徴から、ALCは建築業界で高く評価され、多くの現場で採用されています。
断熱材の役割と種類
断熱材とは、建物の外壁や屋根などに用いる建築資材のことで、外壁工事にはなくてはならないものです。
断熱材を外壁や屋根などに取り入れることで、建物の内部に夏の熱い空気や冬の冷気が伝わるのを遅らせ、部屋の中を快適に保ちます。
また、気密性を高める効果が高く、屋内と外部の空気の流れが遮断され、外部の温度に影響されにくくなるでしょう。
さらに、部屋の内部に湿気が侵入するのを防ぎ、外部の騒音が聞こえにくくなるといったメリットも。
つまり、断熱材を外壁に取り入れることで、快適な住まいとなるのです。
断熱材にもさまざまな種類があり、一般的なものは次のとおりです。
・無機繊維
・天然繊維
・発泡プラスチック
・断熱塗料
断熱材の種類や選び方については、次の記事をご参照ください。
ー屋根の断熱材はどんな種類があるの?選び方は?注意点も解説!ー
まとめ
外壁にはさまざまな素材が採用されており、それぞれに耐久性や断熱性といった建物を保護する特性が備わっています。
どのような外壁素材が適しているかは、環境や住まいの構造などによって異なりますので、慎重に選ぶのがおすすめです。
外壁素材の種類とその特徴を把握して適切なものを選べば、建物の保護に力を発揮してくれるでしょう。
大阪市生野区の外壁・屋根工事を請け負う建築板金
会社名:土井板金
住所:〒544-0024 大阪府大阪市生野区生野西1丁目6-2
TEL:090-6248-3421
FAX:
営業時間:8:00~17:00
定休日:日曜日