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屋根の棟板金に必要なメンテナンスや劣化の症状について紹介

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棟板金は

スレート屋根などに欠かせない棟板金。
屋根は常に日光による紫外線を浴び続けています。また、風雨から建物や暮らしを守るものです。

 

そのため、棟板金に関わらず、どのような屋根材であっても、劣化は避けられません。現在流通している屋根材では、劣化しにくいものや劣化を防ぐ屋根工事の施工はありますが、完全に劣化しないものはないのです。

 

棟板金に劣化や不具合が起きたときには、交換や修理などの屋根工事が必要です。ほかにも、台風や地震など気象による影響で屋根工事が必要になることも少なくありません。

 

しかし屋根工事には足場が必要であるため、工事費用が高額になることを懸念して、避けたいと思う人も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、棟板金のメンテナンスや劣化が必要になる症状などについて、わかりやすく解説します。

 

どのようなものか?

棟と聞いて、どのような屋根部材であるか、すぐにイメージできる人は少ないのではないでしょうか。
棟板金は、スレートや金属屋根に用いられる金属製の部材で、戸建て住宅では最も高い位置に設置されます。

 

断面から棟板金を見ると、への字になっていることが特徴で、棟板金の下には、棟下地という下地材が設置されています。

 

棟下地は、平行に2本取り付けられ、棟の下地部分を担っています。

 

不具合が起きやすいもの

新築では、棟板金は鉄の釘で留められ、下地は木材が使われています。しかし、20年以上前の棟板金の場合は、サビが起きやすい素材が使われていることも少なくありません。

 

現在使われている棟板金は、鉄の釘であることが多く、抜けやすいです。また腐りやすい木材や、サビが起きやすいトタンが使われていることも多く、棟板金は不具合が起きやすい箇所でもあります。

 

しかし、棟板金は建物の最も高い位置に設置されている屋根材であるため、不具合が起きやすいことは当然でもあるのです。

 

そのため、棟板金を使っている建物では、メンテナンスなどの屋根工事が欠かせません。

 

棟板金の耐用年数

新築から屋根工事が必要になるまで、どの程度の時間がかかるかは、立地条件などによって異なります。ただし、1つの目安として、棟板金の耐用年数を参考にすると良いでしょう。

 

棟板金の耐用年数は、約15年程度であることが多く、長い場合でも約25年程度です。
耐用年数を迎える頃には、不具合が起きやすくなるため、異常がないか注意しましょう。

 

特に、棟板金を固定している釘が浮いたり、釘と棟板金に隙間があったりするときなどは、雨水が入りやすくなります。

 

また、棟板金の継ぎ目からも雨水が入りやすくなることがあるため、劣化が起きていないか確認しましょう。

 

棟板金が浮いたり、釘が外れたりしているときも同じです。ほかにも、棟板金そのものが浮いていたり、サビが生じたりしているときにも、耐用年数を迎えている症状です。

 

このような不具合を感じたときには、屋根工事が必要です。業者に診断してもらい、必要な屋根工事を行いましょう。

 

釘抜け

棟板金は釘を使って留めます。釘の耐用年数は約7年から10年程度で、これを迎える頃には、釘抜けが起きやすくなります。

 

施工不良だと思う人もいるかもしれませんが、釘抜けはどの棟板金でも起こる劣化症状です。

 

釘抜けが起こる原因は、金属である棟板金が熱によって膨張し、冷めたときに収縮することが挙げられます。日差しによって熱された棟板金が膨張し、気温が下がることで収縮するのです。これを熱膨張といいます。

 

一度だけの熱膨張であれば、釘抜けが起こることはありません。しかし、屋根が日差しを受けずにいることは不可能であるため、膨張と収縮が繰り返されます。この繰り返しが、長い時間続くと釘抜けが起きるのです。

 

そのため、日当たりの良い家では、釘の劣化が早く、耐用年数を迎える前であっても釘抜けが起きやすくなります。
釘抜けが起きたときには、屋根工事のメンテナンスや補修が必要です。

 

耐用年数を迎える頃にはまず、専門の業者に釘抜けが起きていないかを確認してもらいましょう。

 

下地も劣化する

屋根工事を必要とするもので多い不具合が、棟下地の劣化です。

 

棟下地には、木が使われていることも多く、木材の腐食や劣化が起きやすいのです。木材は雨や湿度の影響を受けやすいです。

 

そのため、下地が痩せたり、腐ったりします。
下地に劣化が起きれば、棟板金を固定する力がなくなり、屋根としての機能を失いかねません。

 

そのため、下地に劣化が起きる前に、屋根工事によるメンテナンスを行うようにしましょう。

 

メンテナンスは必須

棟板金に限らず、どのような屋根材であっても、劣化は避けられません。
しかし、劣化を防ぐことや、劣化による不具合を屋根工事によって直すことは可能です。

 

屋根工事は足場が必須であり、足場には大きな費用がかかります。そのため、定期的なメンテナンスにかかる費用を懸念して、屋根工事を避けたいと思う人も多いでしょう。

 

しかし、専門の業者に定期的な点検を依頼し、必要に応じた適切な屋根工事を行うことで、劣化に早く気づき、不具合を最小限に留められます。

 

費用を懸念して屋根工事を行わないと、雨漏りや建物の構造部分の劣化などを招き、家そのものが傷んでしまうことも少なくありません。

 

家そのものが傷んでしまえば、修復には大きな費用がかかり、最悪の場合では建て直しなどが必要になります。
安全で快適な暮らしを守るためにも、定期的な点検とメンテナンスを行うようにしましょう。

 

まとめ

屋根に棟板金を取り入れている住宅は多くあります。棟板金は、金属の素材であり、棟と呼ばれるへの字型の部材によって設置されています。

 

日差しを受け続けて、熱膨張を繰り返すことで、劣化が起きやすくなるため、耐用年数を迎える頃には、点検やメンテナンスの屋根工事を行うようにしましょう。

 

屋根工事にかかる費用を懸念する人が多いですが、定期的な点検やメンテナンスを行うことで、劣化に早く気づけます。

 

また不具合が起きる前にメンテナンスを行うことで、大がかりな屋根工事になりません。
家と暮らしを常に守っている屋根だからこそ、必要な屋根工事を専門の業者に依頼しましょう。

 

屋根工事を依頼するときには、屋根の状態を把握し、信頼して依頼できる業者を選ぶことがポイントです。

 

大阪市生野区の外壁・屋根工事を請け負う建築板金

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