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屋根工事の防水とは

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屋根工事の防水には、どのようなものがあるのかよくわからないという人は多いのではないでしょうか。

大切な家を守る屋根ですが、日常的に屋根の状態を見ることは難しく、また素人が屋根に登ることは危険です。

 

屋根工事の防水は、住宅の屋根や屋上に防水層を作り、建物に雨水などが入り込まないようにする工事です。

 

防水層は日光の紫外線や風雨にさらされることによって、ときの流れに伴って劣化します。このため、定期的な点検やメンテナンスを行う必要があり、定期的な点検やメンテナンスで雨水などが入り込まないようにすることができます。

 

しかし、専門の知識をすることが多くあり、わからないことも少なくありません。
今回は、屋根工事の防水について、種類や費用などをわかりやすくまとめたいと思います。

 

種類がある

屋根工事の防水の種類は大きく分けると4種類があります。
それぞれどのような特徴があるのか、詳しく紹介します。

 

ウレタン防水とは

液状になった防水材を重ねて塗装し、塗装された塗膜によって防水させる工法がウレタン防水です。
塗装が固まると伸縮性を持つゴム状の防水層が形成されます。

 

防水層がゴム状になっていることから、継ぎ目なく施工が可能になるため、防水の効果が高いと言われています。継ぎ目がなく仕上がるため、きれいな見た目を保つことができます。

 

建物が遭う気象条件などによって異なるものの、ウレタン防水の耐用年数は約8年から12年程度と言われています。費用は比較的安く、屋根工事の防水では多く用いられる工法です。

 

すでに塗装されている防水層を撤去する必要がなく、重ね塗りができるため廃材が出ないだけではなく、工事にかかる費用と時間を抑えることができます。

 

ただし、定期的な点検やメンテナンスは必要で、作業は手作業で行われるため、塗装にムラが出る場合があります。

 

FRP防水とは

強度と耐久性が高い屋根工事の防水がFRPです。FRP防水はシートと塗装を使って塗膜を作る工法で、軽量でありながら、耐水・耐食・耐候性が高いと言われています。

 

FRP防水の耐用年数は約10年から12年程度です。

 

屋根工事の防水でFRP防水を使うときには、シート防水と塗膜防水を使って行われるため、それぞれの良いところを取り入れることができます。

 

FRP防水も継ぎ目を作ることなく施工するため、どのような形状でも施工できます。
ただし日光の紫外線に弱く、伸縮性が乏しいという特徴があり、ヒビが入りやすいというデメリットがあります。

 

シート防水とは

防水シートを屋根に合わせて切り、貼っていく工法がシート防水です。
シートの種類は、2種類であることがほとんどで、合成ゴム系シートと塩化ビニル系シートです。

 

最近では、2種類の中でも、塩化ビニル系の防水シートを使って、屋根工事の防水を行うことが増えています。工事期間が短いため工事そのものに掛かる費用は比較的安く済む場合が多いです。

 

防水シートの耐用年数は約10年から15年程度と言われており、気象条件などによって異なるものの、日光の紫外線に強い特徴を持っています。

 

このことから、気象条件が厳しくても防水効果を発揮することができます。また、下地などに起きやすい亀裂にも強い特徴があります。
ただし、切ったシートを貼っていく工法であるため、継ぎ目ができやすく、貼り方によっては雨水が入り込んでしまうこともあります。

 

シートを貼りにくい形の屋根やベランダでは、継ぎ目が多くできてしまうため、不向きであると言われています。

 

アスファルト防水とは

液状とシート状になったアスファルトを、それぞれ順に重ねて防水層を作る屋根工事の防水がアスファルト防水です。

液状とシート状のアスファルトを何層にも重ねて施工していくため、防水性が高い工法です。

 

耐用年数は、15年から25年と長いことが特徴です。
ただし、工事に掛かる時間が長く、費用が高くなってしまうデメリットがあります。

 

費用は?

ここまで屋根工事の防水には、どのような種類があるのかを紹介しました。
では、それぞれの費用はどの程度掛かるのでしょうか。

 

屋根工事の防水に掛かる費用は、10㎡あたり
* ウレタン防水で約8万円から12万程度
* FRP防水で約10万円から15万円程度
* シート防水で約11万円から15万円程度
* アスファルト防水で約10万円から17万円程度
です。

 

ただし、屋根の状態によって、費用は変わるでしょう。また屋根工事は天候に左右されることが多いため、雨などで作業ができない日が続けば、費用は多く掛かります。

 

さらに屋根工事の防水には、足場を必要とし、足場の組み立てや解体には別に費用が発生することがほとんどです。
屋根の大きさやどのような場所に建物があるかによって異なるものの、足場は100万円程度以上の費用が掛かると考えておきましょう。

 

屋根に太陽光パネルなど、屋根工事の防水を施工するために撤去や移動させなければならないものが設置されているときには、その着脱にも費用を必要とします。

 

見積もりをもらおう

屋根工事の防水の検討するときには、まず専門の業者に見積もりを依頼しましょう。
見積もりを依頼するときには、屋根の状態やどのような屋根工事の防水が望ましいのかを合わせて聞くようにしましょう。

 

さらに、見積もりでは、単に屋根工事の防水に掛かる費用を確認するだけではなく、工事に掛かる時間や、工事を終えたあとの点検やメンテナンスがいつ頃から必要になるのかなどを合わせて確認することが大切です。

 

屋根は築年数や、どのような場所に建物が建っているか、気象条件などによって、劣化の程度や速さがそれぞれ違います。このため、専門の知識と技術を持つ業者にきちんと診断してもらうことで、適切な防水を施す必要があるのです。

 

まとめ

ここまで屋根工事の防水について詳しくお話ししました。

 

屋根工事の防水には、さまざまな種類があり、どの工法が最も適しているのかは予算だけではなく、築年数、屋根の大きさや状態によって異なります。

 

これらは専門の知識なく判断することは難しいでしょう。
このため、屋根工事の防水を検討するときにはまず、専門の業者に相談することをおすすめします。

 

大切な家と家族を守る屋根だからこそ、知識がないまま自分で判断することなく、安心して信頼できる業者へ相談することが大切なのです。

 

大阪市生野区の外壁・屋根工事を請け負う建築板金

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